2011年09月10日

69.エルミラドール(アドマイヤサンデー の2010)

【馬名】 エルミラドール
【由来】 グアテマラのジャングルの中にあるマヤ文明の巨大遺跡。見晴らし台の意もある。繁栄を遂げ、見晴らしの良い高台から眼下を一望できるような競走馬になることを願って。(西語)
【性別】 牝
【毛色】 栗毛
【父】 ジャングルポケット
【母】 アドマイヤサンデー (母父 サンデーサイレンス )
【生年月日】 2010年3月31日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 3600 万円(一口価格 9 万円)
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1995 生まれ、本馬は 15 歳の時の産駒
【母の戦歴】 3勝,保津峡特別,阪神牝馬特別-JPN22着
【母のレース引退時期】 1998/12/20 (レース引退年齢 3 歳)
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【初仔の生年月日】 2000/5/26
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 6

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母アドマイヤサンデーと、父ジャングルポケットとの相性は、もうここでお話しなくても良いと思います。
私の愛馬だったトールポピーや、フサイチホウオー、そしてその全妹アヴェンチュラも順調に新馬勝ちして3頭連続して好成績となればいわゆるニックスというほかはないでしょう。
この繁殖の産駒は、デビューが早い方が比較的順調で、そこがひとつの見極めのポイントとなります。
馬体の成熟度などよくチェックしたいですね。切れのある形のトモであればさらに良いと思います。
それとアドマイヤサンデーは繁殖ポテンシャルは高いですが、相手種牡馬を選ぶ繁殖で、これまで活躍した産駒を見ると比較的欧州血統の種牡馬との相性が良く、米血脈の種牡馬とはあまり相性が良くないようです。
既に繁殖適期を外れてきていますが、こういう繁殖は、これまで何度もお話してきたように、最後まで活躍馬を出す可能性が十分にあります。本馬も父ジャングルポケットとのニックス効果で活躍馬を出して欲しいですね。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 Northern Dancer 12.50% 4 x 4
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【父】 ジャングルポケット
"【競走成績】
日で2〜4歳時に13戦5勝。01年年度代表馬、01年最優秀3歳牡馬。ジャパンC-G1(芝2400m)、ダービー-G1(芝2400m)、共同通信杯-G3(芝1800m)、札幌3歳S-G3(芝1800m)、天皇賞春-G12着、皐月賞-G13着
【種牡馬成績】
03年より供用。トールポピー(オークス-JPN1、阪神ジュベナイルF-JPN1)、オウケンブルースリ(菊花賞-JPN1、京都大賞典-G2)、ジャガーメイル(天皇賞春-G1)、クィーンスプマンテ(エリザベス女王杯-G1)、ジャングルロケット(ニュージーランドオークス-G1)、タスカータソルテ(札幌記念-JPN2、京都新聞杯-JPN2、中京記念-G3)、シェーンヴァルト(デイリー杯2歳S-JPN2)、フサイチホウオー(共同通信杯-JPN3、ラジオNIKKEI杯2歳S-G3、東京スポーツ杯2歳S-G3)、トーセンキャプテン(函館記念-JPN3、アーリントンC-JPN3)、アヴェンチュラ(クイーンS-G3)"
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【母父】 サンデーサイレンス
"【競走成績】
米年度代表馬、米9勝、ケンタッキーダービー-G1。本邦チャンピオンサイアー。本邦BMSチャンピオン。

【母の父として】
アドマイヤムーン(ジャパンC-G1)、スクリーンヒーロー(ジャパンC-G1)、ヴァーミリアン(ジャパンCダート-G1)、トールポピー(優駿牝馬-JPN1)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ "母父サンデーサイレンスは、2007年についにリーディングブルードメアサイアーの座を獲得しています。BMSとしては柔らかくしなやかな筋肉と激しい気性を遺伝させると言われていますが、現状ではいずれの特徴も競争能力的にはプラスに働いている場合が多そうです。

母母父エルグランセニョールは、ノーザンダンサー系の超良血馬です。
母セックスアピールの産駒には種牡馬トライマイベスト、日本ではロッタレースなどがいて、これらの繁殖や種牡馬が牝系を世界的に繁栄させています。その母父バックパサーはトムフールの代表産駒で、マルゼンスキーの母父としても有名ですが、世界的にもBMSとしては非常に優秀な種牡馬です。最近日本にバックパサーの直系であるシルヴァーチャームが輸入されましたが、個人的に日本に欲しかった血の一つであり、今後注目される血だと思います。
トムフール系自体が母系に入って優秀な種牡馬で、底力を強化し、非常に良い競走資質を遺伝しますが、実は本馬の母母母母父もトムフールですね。

母母母父カロは、母系に入って決め手を発揮する種牡馬で、瞬発力に優れ、良い切れ脚を遺伝します。既に産駒の活躍からカロ系を形成しており、チチカステナンゴもカロ系の種牡馬です。

父ジャングルポケットは、父トニービンで脚質的に不器用ですが、”持続力”と”瞬発力”を両方持ち合わせた種牡馬で、長い直線での爆発力はすさまじいものがあります。ジャングルポケット自身は、スタミナベースの母系にヌレイエフのスピードや、トニービンの瞬発力、スピード持続力などが付加された種牡馬と言えるのではないでしょうか。
産駒の平均距離も長めに出る場合が多く、スピード色が強い繁殖との配合でもクラシックを狙える産駒が誕生する可能性は十分にありそうです。また、配合相手の母系がスタミナベースであった場合には、オウケンブルースリのような選手権距離〜長距離で活躍する産駒も出てきそうです。母父サンデーは特に要注意の種牡馬です。

全体的には非常にバランス良く、決め手は言うまでもありません。
今回は、既に上に重賞馬の全兄と全姉がいる組み合わせである父ジャングルポケットです。
こういうケースでは、まさにその父馬と母馬がニックスということが、生産の歴史上何度もありましたので、もしかしたらアドマイヤサンデーの配合相手として、ジャングルポケットというのは何か特別な遺伝要素を持っているのかもしれません。
距離は、マイルから中距離まで幅広く対応できそうです。血統的な良さが生きるのはやっぱり芝でしょう。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、効用があるといわれるクロス(ナスキロなど)についてはまだまだ勉強不足。でも一応影響があると思って気にしているクロスはご紹介したいと思います。)
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3.厩舎診断
【調教師】 笹田和秀
2010リーディング 58 位、勝利数 21 勝,勝率 0.108 連帯率 0.19 管理代表馬 ロードオブザリング
2009リーディング 142 位、勝利数 10 勝,勝率 0.068 連帯率 0.129 管理代表馬 ホッコービクトリー
2008リーディング 229 位、勝利数 0 勝,勝率 0 連帯率 0 管理代表馬 アンジェラ

◆楽天馬の評価◆ ★★★☆☆☆☆
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 154
胸囲(cm) 176
管囲(cm) 20
体重(kg) 438
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 −
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【前肢のブレ】 △
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "顔は芯が強そうに見えますが、人に対しては意外とおとなしいようです。
首差しは立派で、肩から胸前には立派な筋肉がついています。
二の腕も太くパワーもありそうです。
繋ぎの角度良く、クッションも良好です。
胴周りは、この母のジャンポケ産駒は相変わらずこの時期背タレですね。
ただ、その割には背中がしっかりしていて、これまでのジャンポケ×アドマイヤサンデーに比べると背腰に筋肉がありそうです。
トモはボリュームがあって、トールポピーとアヴェンチュラの中間くらい感じだと思います。
半腱半膜様筋が割れて、大腿筋膜張筋も発達しています。
飛節はゴリっとしていて、強そうですが、確かに後肢の歩様も安定しています。
歩様では、気付いた方もいるかとおもいますが、右前が蹴り上げるときに内向気味に入る癖があります。
まあ、確かにリスクではありますが、脚が曲がった半兄のナサニエルまで走っていますので、そればかりを気にしすぎると、大魚を逃しますよ。
馬体サイズはちょうど良く、トールポピーやアヴェンチュラに匹敵する好馬体だと思います。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖Pは高い繁殖です。ただ、繁殖適期を外れてきていますので、その辺は少し割引が必要になると思います。
血統的には、かなり強いニックスだと思いますので、馬体と体質次第でここでも重賞の一つくらいは獲ってしまう可能性は十分あると思います。
その馬体ですが、良い感じに出ましたね。
特にトモの形は、トールポピーとアヴェンチュラの中間という感じですが、やはり切れがありそうです。
牧場で聞くと、全姉の2頭との違いは気性で、2頭に比べておとなしいということでしたが、まあ調教が始まってきて急に変わってくる馬も多いので、あまり当てにはなりません。
前肢の歩様の癖に対するリスクは各自で判定してください。私はこのくらい走っている血統なのであえて減点しません。
トレーナーはまずまずですが、価格はトールポピーが一口7.5万円だったので、ポピーに出資した私にはどうもその下は全て高いと思えてしまいます。
でも、全兄全姉が全て重賞を勝っているのですから、本馬もこの出来ならしょうがないのかもしれません。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
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posted by 楽天馬 at 18:06| 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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