2011年09月10日

62.シャイニングタイム(アウトオブタイム の2010)

【馬名】 シャイニングタイム
【由来】 「閃きの時」の意。光の速さのように他を圧倒するような走りを期待して。母名の一部を引用。(英語)
【性別】 牝
【毛色】 黒鹿毛
【父】 フジキセキ
【母】 アウトオブタイム (母父 Panis )
【生年月日】 2010年2月19日 生まれ
【生産牧場】 白老F 
【募集価格】 1800 万円(一口価格 4.5 万円)
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2004 生まれ、本馬は 6 歳の時の産駒
【母の戦歴】 仏4勝、カブール賞−GIII、エクリプス賞−GIII4着
【母のレース引退時期】 不明 (レース引退年齢 不明 歳)
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【初仔の生年月日】 死亡により不明
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 不明

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母アウトオブタイムは、初仔が死産していますが、2008年に種付けされているので、遅くとも4歳までに引退しています。
戦歴を考えればギリギリまで走っていた感じもありますが、年齢的には早くに引退しているので、一概に繁殖ポテンシャルが低いとも言えないでしょう。
もし、故障で引退したパターンであれば、相当繁殖ポテンシャルが逆に高い可能性もかなりあります。
今回はその期待を込めて高く評価しました。
いずれにしてもブラックタイプや年齢から考えればかなり魅力的な繁殖だと思います。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 Miswaki 18.75% 3 x 4
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【父】 フジキセキ
"【競走成績】
日で2〜3歳時に4戦4勝。94年最優秀2歳牡馬。朝日杯3歳S-G1(芝1600m)、弥生賞-G2(芝2000m)
【種牡馬成績】
95年より供用。カネヒキリ(ジャパンCダート-G12回、フェブラリーS-G1、川崎記念-JPN1、東京大賞典-JPN1、ジャパンダートダービー-JPN1、ダービーグランプリ-JPN1)、サンクラシーク(ドバイシーマクラシック-G1、ケープフィリーズギニー-G1、マジョルカS-G1、ウーラヴィントン2200-G1)、キンシャサノキセキ(高松宮記念-G12回)、ファイングレイン(高松宮記念-G1)"
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【母父】 Panis
"【競走成績】
仏3勝、コンデ賞-G3、メシドール賞-G3、ギシュ賞-G33着。
【種牡馬成績】
アウトオブタイム(カブール賞-G3)、マイグリ(ジャンリュックラガルデール賞-G12着)、ブルーパニス(オークトゥリーダービー-G22着)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父Panisは、その父が良い競走資質を遺伝するミスワキ、その母父がスタミナ豊富なダマスカスです。
このPanisは、現役時代9戦3勝、短−中距離を中心に走り、GIIIを2勝していますが、種牡馬としては残念ながら成功せず、代表産駒がまさに本馬の母アウトオブタイムです。
ミスワキは、BMSに入るとすごく良い競走資質を遺伝するので有名で、世界ではガリレオ、デイラミ、ダカラニ、シーザスターズ、ブラックサムベリー、日本でもサイレンススズカ、ザッツザプレンティ、タイキフォーチュンなどのBMSとして有名です。

母母父ミディアンは、現役時代12戦3勝、短−マイルで走り、GIIIを1勝、英2000ギニーに3着しています。
ミディアンの父もミスワキ、そして母父はスタミナ豊富な大種牡馬リボ−となっています。
つまり、本馬には滅多に見られないミスワキの3×4のインブリードが入っています。

母アウトオブタイムも、ミスワキの2×3という強いインブリードの馬でした。

本馬は、こういう強いインブリードの繁殖と、フジキセキとの配合ですが、父母は互いにアウトブリードですので、遺伝的な負荷は小さく、体質的な問題は少ないですから、かなりおもしろいと思います。

母母母父カロは、母系に入って決め手を発揮する種牡馬で、瞬発力に優れ、良い切れ脚を発揮します。

父フジキセキは、昨年までの5年間のリーディングが、2位、5位、2位、7位、2位と、既に11年連続ベスト10入りしています。大半の良い繁殖をサンデー系の他の新種牡馬達に持って行かれている中で、この成績は特筆すべきでしょう。
血統は、その父がサンデーサイレンスで、ヘイルトゥリーズン系の中でも”スピード”、”闘争心”にあふれ”決め手”鋭い種牡馬で、その母父Le Fabuleuxは、セントサイモン系で、その母がブランドフォード系と典型的なスタミナ血統です。
祖母Marston's Millは、その父(フジキセキの母母父)がマンノウォー系のインリアリティで、3大始祖ゴドルフィン・アラビアンの数少ない末裔で、零細血統による血の活性化が期待できます。
いずれにしても、母系はタフな”スピード持続型”と”底力”のある血がたくさん入った血統構成になっていて、総じて、母系は”スピード”と”決め手”が不足していたところに父サンデーサイレンスから足りないものが補強され、フジキセキは種牡馬としてバランス良い血統構成になっています。数年前までは、牝馬の活躍の方が目立っていて、牡馬はカネヒキリなどどちらかと言えばダートにいくケースが多かったのですが、最近になって、エイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル)、ファイングレイン(高松宮記念)、キンシャサノキセキ(高松宮記念)、ダノンシャンティ(NHKマイルC)など、芝のGI馬が多数誕生しています。この芝の成績が上がった背景には、牧場がフジキセキに合う繁殖がようやくわかってきたというのもあるように思います。
産駒は、牡馬の場合は、馬体が筋肉ムキムキだったり、繋ぎが立ち気味だったりすると大半がダートに向かう傾向がありますが、近年は薄手で無駄肉が少なく、伸びのある馬体の産駒は芝向きに出ることも割合多くなっています。もともと産駒は収縮がきつく、ストライドが伸びないタイプが多かったので、ピッチ走法でダートや短距離に向かうことが多かったのですが、最近は胴が少しゆるめで詰まっていないタイプの産駒の中から、芝の短−中距離で活躍する馬が出てくるようになりました。
個人的な見解ですが、芝で活躍する馬を探すなら、特に動画などで馬体の柔らかさをよくチェックすることが大事だと私は思います。

母アウトオブタイムの兄弟には種牡馬メンデスがいますし、血統構成としても良い競走資質に溢れています。
日本の競馬への順応性も高いと思量されます。
父フジキセキで、かつ牝馬ですので、3歳時はクラシックでの活躍を期待しつつ、古馬になってからは名マイラーになって、男馬に負けないような女傑ぶりを発揮して欲しいですね。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、効用があるといわれるクロス(ナスキロなど)についてはまだまだ勉強不足。でも一応影響があると思って気にしているクロスはご紹介したいと思います。)
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3.厩舎診断
【調教師】 荒川義之
2010リーディング 58 位、勝利数 21 勝,勝率 0.063 連帯率 0.135 管理代表馬 ミリオンディスク
2009リーディング 35 位、勝利数 25 勝,勝率 0.078 連帯率 0.168 管理代表馬 ミリオンディスク
2008リーディング 69 位、勝利数 19 勝,勝率 0.071 連帯率 0.195 管理代表馬 オースミグラスワン

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 151
胸囲(cm) 171.5
管囲(cm) 19
体重(kg) 421
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "顔は凛としていかにも賢そうです。
首差しよく、肩は幾分角度がきつくマイルから中距離の感じでしょうか。
繋ぎは立ち気味ですが、短めで、クッションも良好で問題ないでしょう。
胴周りは、幼い感じで、背タレ気味ですが、背中は割合しっかりしていて、背腰には今後良い筋肉が付きそうな感じがあります。
トモは、頂部から臀端にかけて切れる脚を持った馬の角度で、コンパクトですが、今後幅に出てきそうな感じです。
飛節はまずまずの感じです。
歩様は欠点がほとんど無くて優秀です。
馬体サイズは、馬体重こそ牝馬なのでまずまずですが、管囲が少し足りないですね。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖Pは読めないところがあります。
その点、牧場でリトマス試験紙と言われる種牡馬フジキセキとの配合は意図的でしょう。
本馬は、血統背景が非常におもしろく、ミスワキの2×3の強いクロスを内包した母にアウトブリードになるフジキセキを配合したことで、活性力を活かし、体質面に配慮したじょうずな配合だと思います。
もちろん計算通りに行くかはわかりませんが、計算通りにいけばかなりの活躍が期待できると思います。
馬体のサイズはちょっと小さめですが、フジキセキの牝馬ということで、芝で行ける可能性があるのでまあそれほど問題ないと思います。
トレーナーは良いですし、価格も重賞馬の母の初仔ということで、かなり安いと思います。これ、お買い得という評価で間違いなし。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
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posted by 楽天馬 at 17:56| 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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