2011年09月10日

52.オレアリア(ブルーメンブラット の2010)

【馬名】 オレアリア
【由来】 キク科の花名で、本馬が生まれた2月7日の誕生花。母名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 黒鹿毛
【父】 シンボリクリスエス
【母】 ブルーメンブラット (母父 アドマイヤベガ )
【生年月日】 2010年2月7日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 5000 万円(一口価格 12.5 万円)
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2003 生まれ、本馬は 7 歳の時の産駒
【母の戦歴】 8勝、マイルチャンピオンシップ(GI)、府中牝馬S(GI)、オーロC(OP)、白秋S、斑鳩S、大倉山特別、矢車賞、阪神牝馬S(GII)2着、同5着、忘れな草賞(OP)2着、ヴィクトリアマイル(GI)3着、阪神C(GII)3着、フラワーC(GII)3着
【母のレース引退時期】 2008/11/23 (レース引退年齢 5 歳)
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【初仔の生年月日】 2010/2/7
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 4

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ 母ブルーメンブラットは、愛馬でしたので、よくわかっているつもりです。レース数24戦はギリギリ許容内ですが、3歳時12戦、4歳時8戦は、かなり酷使された感じがあります。ただ、5歳の後半から石坂厩舎に転厩になって、5歳時は4戦とかなり楽なローテーションで使われていますので、重賞を戦ってきたという点で疲労感は当然あったとは思いますが、もともと体質的にタフな牝馬でしたので、5歳のレース数とその後の休養を考えれば、繁殖ポテンシャルは高いと判断したいと思います。
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 "Hail to Reason 9.38% 4 x 5
Northern Dancer 9.38% 5 x 4
Turn-to 6.25% 5 x 5 "
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【父】 シンボリクリスエス
"【競走成績】
日で2〜4歳時に15戦8勝。02年、03年年度代表馬。有馬記念-G1(芝2500m)2回
【種牡馬成績】
04年より供用。サクセスブロッケン(フェブラリーS-G1)、アリゼオ(毎日王冠-G2)、ストロングリターン(京王杯SC-G2)、サンカルロ(NZT-G2)"
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【母父】 アドマイヤベガ
"【競走成績】
4勝、東京優駿-JPN1、京都新聞杯-JPN2、ラジオたんぱ杯3歳S-JPN3。
【種牡馬成績】
キストゥへヴン(桜花賞-JPN1)、テイエムドラゴン(中山大障害-J・G1)、アドマイヤフジ(日経新春杯-JPN2)、プレミアムボックス(オーシャンS-JPN3)、ストーミーカフェ(共同通信杯-JPN3)。ブルーメンブラット(マイルチャンピオンシップ(GI)、府中牝馬S(GIII))"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父アドマイヤベガは、現役時代8戦4勝の日本ダービー馬。その父はサンデーサイレンスで、母は桜花賞、オークスの二冠馬の名牝ベガということで血統的にもデビュー前から注目されていましたが、2歳時のデビュー戦こそ進路妨害で降着となりましたが、格上挑戦のエリカ賞を勝ち、ラジオたんぱ杯も制しました。3歳になって、弥生賞、皐月賞と体重減などで深くをとりましたが、ダービーではテイエムオペラオーやナリタトップロードという後にGIとなる2頭を指しきり優勝しました。秋は京都新聞杯を勝った後、菊花賞は6着と破れ、その後、調整中に繋靱帯炎を発症して引退しました。
種牡馬になって、わずか5年後の2004年10月に病気のため急逝、結局わずか4世代しか残せませんでしたが、産駒の成績は極めて優秀で、存命であれば父サンデーサイレンスの有力な後継種牡馬の1頭としてさらなる大成が見込めたと惜しむ声が聞かれる種牡馬です。現役時代には、サンデー系でも1,2の瞬発力と言われ、産駒にもその資質をよく伝えました。
全弟にセントライト記念を勝ったアドマイヤボス、半弟に朝日杯FSや帝王賞などGI7勝のアドマイヤドンがいます。

母母父トップサイダーは、父は大種牡馬ノーザンダンサー、現役時代の競走成績は18戦8勝で重賞勝ちはなく、勝ち鞍もダートの6F〜7Fがほとんどの平凡な競走馬でした。
しかしながら、種牡馬になって大成功し、アサティス(伊ジョッキークラブ大賞−GI)、サルス(仏GIラフォレ賞−GI)、デュラブなど名馬を多数輩出しました。また、日本でもウイングアローやスマートボーイなどダートの名馬を輩出したことでダートのイメージが強い種牡馬ですが、世界的に見るとダート偏重の血統ではありません。
ネアルコの3×4のインブリードを持ち、約86%の勝馬率を誇る活性力のかなり強い種牡馬で、産駒は様々な距離で活躍しています。その母ドラムトップは、現役時代44戦17勝とタフに走った牝馬で、エルコンドルパサーのクロスでも有名になった牝馬スペシャル、リサデル、サッチらと同じラフショッド系の血脈を受けた名牝で、ラウンドテーブルなどスタミナ豊富な血をベースに持っています。産駒に比較的牝馬の活躍馬を多く出した種牡馬にありがちな傾向として、この種牡馬も母父に入って良い競争資質を伝えます。

母母母父はサーゲイロード系の父祖サーゲイロード。その父ターントゥの系譜を発展させた1頭で、ヘイルトゥリーズン系と並び称されますが、現在はヘイルトゥリーズン系の方が世界的には主流となっています。サーゲイロード系の発展は、なんといっても産駒のサーアイヴァー(現役時代英2000ギニーやエプソムダービーに優勝、種牡馬としても成功し、産駒にはイヴァンジカ(仏二冠牝馬、凱旋門賞)、ゴデチア(英二冠牝馬)、オプティミスティックギャル(米二冠牝馬)など名牝のほか、豪州の大種牡馬サートリアムを輩出)とハビタット(ムーンランドロンシャン賞勝ち馬で、産駒には良いスピードを遺伝、スプリントからマイルで活躍した産駒多数、4度ヨーロッパのBMSとなるなど母父としても活躍)の種牡馬としての成功が大きいと言われます。サーアイヴァーやハビタットの産駒は短距離競走での活躍馬が多いとのことですが、サーゲイロード自身は中長距離の競走で実績を挙げた競走馬も出しています。サーゲイロードの血統は、父系のターントゥよりも実は母父であるプリンスローズ系のプリンスキロの活性力がその血の発展を下支えした印象が私には強いです。

母系は、ブラックタイプに太字が多く、世代毎に重賞勝ち馬を輩出しています。

父シンボリクリスエスの産駒は、骨格が太くて、早い時期から前後躯のバランスが良くて、サラブレッドとして理想的な好馬体が多いのが特徴です。
また、父に似て無駄な筋肉が少なく、胸囲があって、心肺能力が高く、いかにもスピード持続力が高そうな産駒が多いですね。
馬体だけ見ると相当活躍しそうな産駒が多いのですが、成績を見てわかるとおり、見映えに対しては若干割引が必要です。
また、本格化する時機が若干遅めという評価が、牧場でも既に定着してきていますので、これからはその点を考えて、産駒を分析することが必要です。
産駒は馬体バランスの良さを活かすためにも、飛節や繋ぎがしっかりとしたバネのある柔らかいタイプを選びたいですね。
ちょっと勝ちみが遅いという点を考慮すると、やはり晩成血統の繁殖との産駒はオススメできませんし、牝馬についてもかなり吟味しないといけませんね。特に仕上がりに時間がかかりそうな立派すぎる馬体の牝馬は要注意です。
クリスエスの血統全体としては芝の中−長距離をベースにしたタフなスタミナ(スピード持続)型の血統と言えると思います。

本馬は血統的には、父シンボリクリスエスということで、この母の良さである切れを若干欠く配合になってしまいますが、その分馬体の良さを利して、タフに走って、母と同様に古馬になってから大きなレースを獲ってくれそうです。
当然、芝のマイル−中距離での活躍を期待したい血統です。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、効用があるといわれるクロス(ナスキロなど)についてはまだまだ勉強不足。でも一応影響があると思って気にしているクロスはご紹介したいと思います。)
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3.厩舎診断
【調教師】 石坂正
2010リーディング 15 位、勝利数 34 勝,勝率 0.134 連帯率 0.213 管理代表馬 キングスエンブレム
2009リーディング 14 位、勝利数 34 勝,勝率 0.143 連帯率 0.228 管理代表馬 ヴァーミリアン
2008リーディング 12 位、勝利数 32 勝,勝率 0.145 連帯率 0.236 管理代表馬 ヴァーミリアン

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 154
胸囲(cm) 177.5
管囲(cm) 21
体重(kg) 463
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 −
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ "顔は冷静そうで賢そうです。
首差しは若干短めです。肩の角度は中距離というには結構立ち気味で、そこに立派な筋肉がついていますね。
繋ぎの角度良く、クッションも良い感じです。
胴周りはトモ高の割に背中が垂れておらず、背腰の強さを感じます。
脾腹や腹斜筋の辺りがしっかりとしていて、胴とトモに一体感を感じます。
トモは頂部から臀端にかけての角度から、切れのある脚を使いそうです。
まだ、それほど筋力は目立っていませんが、ムダ肉がなく、いかにも幅が出てきそうです。
飛節は、折りが浅く、トモの力がそのまま伝わりそうです。
歩様にも欠点は少なく、馬体サイズもちょうど良いです。
首差しがもう少し伸びやかであれば、ほとんど完璧でしたね。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖Pは割合高めと判定しました。
血統的には、母ブルーメンブラットは、瞬発力に優れたサンデー系アドマイヤベガの資質もさることながら、母系のトップサイダーやリヴァーマンの活性力がよく出てきて活躍につながった感じがあります。
本馬はその点母側が強く出た方が活躍する可能性は高いと思います。特に父アドマイヤベガの決め手がうまく遺伝すると、クリスエスのマイナス面が相殺されて、活躍する確率は高くなりそうです。
馬体を見ると、球節に載った体重を繋ぎがしっかりと受け止めています。優秀な馬がよくこういう立ち姿を見せますね。
顔が真面目そうで、堅実にどんな風に負けても腐らずに走った母の面影が重なります。
母のように、少しずつ階段を上がって、最後には大輪の花を咲かせてくれそうなそんな気がします。
トレーナーも非常に良くて、馬体サイズも申し分ありません。価格は、クリスエス産駒にして5000万円とは高くて、ちょっとふっかけすぎの感じもしますね。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
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posted by 楽天馬 at 17:48| 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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