2011年09月08日

35.ジンジャーミスト(ジンシャーパンチ の2010)

【馬名】 ジンジャーミスト
【由来】 ジンジャーエールを使ったカクテル。ジャズの名曲「ミスティ」を題材に世界中でこのカクテルが作られた。 母の血を受け継いだ本馬の世界的な活躍を願って。母名より連想。(英語)
【性別】 牝
【毛色】 鹿毛
【父】 バーナーディニ
【母】 ジンジャーパンチ (母父 オーサムアゲイン )
【生年月日】 2010年3月30日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 3600 万円(一口価格 9 万円)
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2003 生まれ、本馬は 7 歳の時の産駒
【母の戦歴】 米古牝馬チャンピオン、米12勝、BCディスタフ−GI、ラフィアンH−GI、ゴーフォーワンドH−GI(2回)、パーソナルエンスンS−GI、オグデンフィップスH−GI、同2着、ファーストフライトH−GII、ルイヴィルS−GII、ベルデイムS−GI2着、3着、マディソンS−GII2着、アップルブラッサムH−GI3着
【母のレース引退時期】 2008/10/24 (レース引退年齢 5 歳)
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【初仔の生年月日】 2010/3/30
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間(月数)】 6

◆楽天馬の繁殖P評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ "母ジンジャーパンチは、日本語版のウィキペディアで紹介されるほどの世界的名牝です。キャロットで募集されるのが信じられないですね。
これだけの成績を残しながら21戦しかしていない点、芝と比べるとダメージの少ないダートのマイル前後を中心に使われていた点、引退後半年程度の休養を経て繁殖入りしている点など、重賞戦線を中心に厳しい競馬をしていた部分を差し引いても、おつりがきそうです。
ジンジャーパンチの母(本馬の祖母)Nappelonはアメリカで70戦17勝の成績を残し、重賞も制した頑健な牝馬だったことや、大伯父に111戦11勝というレース数を戦ったG3ヘシアンハンデキャップを勝ったEscapedがいるなど血統的にも相当タフな馬をたくさん輩出している牝系であり、繁殖ポテンシャルは十分あるとみて良いと思います。"
※産駒の体質や活躍馬を出す可能性を母馬の繁殖入りの過程、年齢、産駒傾向など過去のデータから勝手に推察しています。
※ここでは活躍馬を出す時期を『繁殖適期』(6歳〜13歳)とし、このうち最も活躍馬を出す確率が高い時期を『繁殖黄金期』(6歳〜11歳)としています。
"【繁殖適期の解説】
データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する方向の種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。"
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2.血統診断
【本馬の5代クロス】 "Northern Dancer 6.25% 5 x 5
Boldnesian 6.25% 5 x 5
Mr. Prospector 6.25% 5 x 5 "
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【父】 バーナーディニ
"【競走成績】
米で8戦6勝。06年米最優秀3歳牡馬。プリークネスS-G1(ダ9.5F)、トラヴァーズS-G1(ダ10F)、ジョッキークラブゴールドC-G1(ダ10F)、ジムダンディS-G2(ダ9F)、ウィザーズS-G3(ダ8F)、BCクラシック-G12着
【種牡馬成績】
07年より供用。ビオンデッティ(伊グランクリテリウム-G1)、エージーウォリアー(フリゼットS-G1、サンタアニタオークス-G13着)、トゥーオナーアンドサーヴ(ナシュアS-G2、レムゼンS-G2)、ガミラーティ(チェリーヒントンS-G2)、ステイサースティ(ゴーサムS-G3、ベルモントS-G12着、ホープフルS-G12着)、ティスケンズセオリー(プレスティジS-G3)、アーサーズテイル(ウッドメモリアルS-G12着)"
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【母父】 オーサムアゲイン
"【競走成績】
米加9勝、BCクラシック-G1、ホイットニーH-G1。
【種牡馬成績】
ゴーストザッパー(BCクラシック-G1、メトロポリタンH-G1)、ウィルコ(BCジュヴェナイル-G1)、トケット(シャンペンS-G1)
【母の父として】
オーサムマリア(オグデンフィップスH-G1)、ミラクルレジェンド(レパードS、クイーン賞-JPN3)"
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◆楽天馬の血統評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父オーサムアゲインは、現役時代12戦9勝、BCクラシック優勝馬です。
種牡馬になってゴーストザッパーなどGI馬を多数輩出しています。
血統的には父がデピュティミニスター、デピュティミニスターは産駒のフレンチデピュティやシルヴァーデピュティなどの活躍により、日本競馬への高い適性は立証済みですが、どちらかと言えばスピード持続力に優れた血統と言って良いと思います。
オーサムアゲインの母父ブラッシンググルームは、種牡馬としてアラジ、ナシュワン、レインボウクエスト、グルームダンサーなどを輩出しましたが、BMSとしてはさらに優秀で、オーサムアゲイン、ラムタラ、ゴルディコバ、テイエムオペラオー、マヤノトップガン、ヤマニンンゼファー、レディパスカル、スターキングマンなどの母父として有名です。オーサムアゲインの母母父は大種牡馬ミスタープロスペクターです。

本馬の母母父ボールドレベニューのデータは持っていませんが、スピード持続力に優れたボールドルーラー系種牡馬で、40戦17勝とタフに走ったようです。

総じて母系は、タフなスピード持続力の高い血が多い典型的な米血脈という感じです。

父バーナーディニは、現役時代8戦6勝。米三冠レースのブリークネスSを勝つなどGI3勝と活躍しました。2007年から種牡馬生活に入り、いきなり2頭の2歳GIウイナーを出すなど上々の種牡馬デビューを飾り、名牝ゼニヤッタの初年度の種付け相手に選ばれました。血統的には父がボールドルーラー系で米三冠馬シアトルスルーの直仔A.P.Indyで母父がミスプロ系Quiet Americanという配合。母系からスピード、父系からスピード持続力とパワーという感じの血統構成です。負けたのはデビュー戦の4着と、引退レースのBCクラシックの2着だけ、それ以外の勝ったレース全6戦の勝ち方が合計39馬身差をつけてのもので、こういう派手なパフォーマンスが出来る競走馬は種牡馬になったときに活躍するケースが多いのでその点楽しみな種牡馬と言えます。

本馬は、血統的には申し分ありませんが、懸念材料は日本競馬への適性というその1点だけだと思います。
母父オーサムアゲインの産駒は日本にも数頭輸入されていますが、他のデピュティミニスター系種牡馬のようには活躍馬を出せていません。
父バーナーディニは、ボールドルーラー系種牡馬ですが、ボールドルーラー系はスピード持続力は優れているものの日本競馬ではスピード不足というのが私の評価で、サンデー系などとの配合によってスピードと決め手の補強が必要な血統という感じています。
もう一度バーナーディニの血統を見てみると、父エー・ピー・インディは、その父シアトルスルー、母父セクレタリアトともにボールドルーラー系、母系の累代もバーナーディニの母母父スペキュタクラービッドがボールドルーラー系であるなど、ボールドルーラー系の血がかなり強く集積された種牡馬です。
よって、やはりスピード値は低め、パワーが卓越しているのではないかと想像します。
ただ、バーナーディニの種牡馬としての適応力は、未知数ですし、やはりワールドクラスレベルの産駒が出たときには、日本でも高い競走能力を発揮してくれると期待して良いと思います。
本馬の場合、日本では数少ないバーナーディニ産駒ということですから、日本のホースマンの注目度は相当なものだと思いますよ。
もし、芝でも走れそうな柔らかさと素軽さをもった馬体ならかなりレベルの高い夢を見られるかもしれませんね。"
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※母系の累代を中心にして、スピード、スタミナ、決め手(瞬発力)の血のバランスなどを中心に勝手に評価しています。
(クロスについては血の活性力や競争資質の強化、体質への影響という点での評価はある程度するものの、効用があるといわれるクロス(ナスキロなど)についてはまだまだ勉強不足。でも一応影響があると思って気にしているクロスはご紹介したいと思います。)
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3.厩舎診断
【調教師】 古賀慎明
2010リーディング 46 位、勝利数 24 勝,勝率 0.09 連帯率 0.158 管理代表馬 サンテミリオン
2009リーディング 53 位、勝利数 22 勝,勝率 0.087 連帯率 0.157 管理代表馬 アーバニティ
2008リーディング 44 位、勝利数 23 勝,勝率 0.098 連帯率 0.149 管理代表馬 ゲイルスパーキー

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
※リーディング順位や活躍馬の管理実績から勝手に評価しています。
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4.馬体診断 ※測尺、馬体バランス、歩様などから総合的に評価しています。
(測尺) 体高(cm) 148
胸囲(cm) 175
管囲(cm) 20.4
体重(kg) 414
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(DVD診断) ※主に歩様からの評価です。
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 −
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の馬体評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "顔はなかなか芯が強そうですが、どうやら人には従順なタイプのようです。
首差しはかなり良い感じで、胸前の筋肉の発達は見事です。
肩の角度からだとマイルから中距離くらいに見えます。
繋ぎの角度が良くて、クッションも良く効いています。
胴周りは緩みが無く、トモ高ですが、背中は垂れていないので、背腰が強いのだと思います。
トモは、ボリューム感こそ一息ですが、幅に出てきそうで、大腿筋膜張筋にも発達してきそうな良い余裕があります。
飛節はしっかりしていて、後肢の歩様にもそれが出ています。
馬体サイズはちょっと小さめで、管囲はあるものの、体高があまりなく、牝馬ですがマイナスの対象となります。
全体の雰囲気がいかにも良血ですね。"
※測尺、馬体バランス、歩様などから勝手に評価しています。
※馬体の名称、筋肉の名称が分からない場合は以下を参照ください。
http://www.jra.go.jp/kouza/thoroughbred/page4.html
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の総合評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖Pは現時点では十分だと解釈したいと思います。その方がリスクが少ないと思えるくらいの名牝だからです。なぜか米国の名牝は酷使されていても活躍馬を輩出します。それだけ日本の芝が体のダメージが残るということなのか、あるいは体質的に、飼い葉など管理能力的に米国が優れているのか私にはわかりません。ただ、これまでの実績を踏まえるとこの繁殖のポテンシャルを低く見ることはできません。
実際、血統的にもかなりタフな牝系ですし、全体的な血統構成もかなりタフな配合だと言えます。
牡馬なら、黙ってても50戦くらいして重賞戦線を暴れまくりそうな血統ですが、牝馬なのでそこまでは無理としても、やはりタフな資質には素晴らしいものがあると思います。
馬体もバランス的には欠点が少なく、この時期としてはしっかりしていると思います。
ちょっと残念なのは、馬体サイズが小さいことで、体高があればまだ良かったのですが、おそらくせいぜいプラス20キロくらいでしょう。
そうなると、牝馬ですので、もしダートのステージで走るようなら厳しいですよね。
トレーナーは申し分なく、価格はこの血統ですが、私はこのサイズならちょっと高めと判断します。"
※上記の4項目のバランス、そして価格を含めたお買い得感などを勝手に評価しています。
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※なお、データについては間違いが含まれている可能性がありますので、必ず自分でも公式サイトやJRAサイトなどで確認されますようお願い申し上げます。
"
また、間違いが発見された場合には、お手数ですがコメント欄にその旨記載していただければありがたいです。"
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posted by 楽天馬 at 23:04| 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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